今回はライフスティールパンテオンについてです。
過去の記事にもありますが、マスタリーの握撃
はパンテオンとの相性が非常に悪いので使えず、
喝欲
は変更が来たのとダメージは出ない?のでダメです。
ライフスティール、体力回復ができたところで敵をキルできないので意味がありません。
ではなんでライフスティールに注目することになったかと言うと、
パンテオンは他のどのチャンピオンよりもファーストリコール前にクリティカルを発生させやすいチャンピオンだからです。後半もクリティカルがたくさん出ます。
シャコ?知りません。
パンテオンのEパッシブクリティカルですが、HP15%以下の対象への発動なので、
オーバーキルであることがほとんです。
スキルやサモナースペルの「シールド」を貫通する様は恐ろしいですが、それにしても
「なんでこんな意味ないクリティカルが出るんだ」
と思ったことが誰しもあると思います。
リコール前のADが少ないタイミングでのとどめに使えるのは確かに便利ですが、
それでも微妙な気がします。
ここでライフスティールというワードが出てきたわけです。
パンテオンのクリティカルはミニオンにも判定が出るので、序盤のパンテオンの出せるAA火力は2倍になるタイミングが多々存在するという事です。
(クリティカルダメージはADの2倍)
データベース/ステータス/クリティカルダメージ - LoLJPWiki
どのくらいライフスティールできるのか
「CSを確実に殺せるとすれば、ミニオンの数毎クリティカルが出るのでウェーブが来る毎に大量の体力が回復できる!」
と思いこみがちですが、そこには必ず多くの問題がでてきます。
ヤスオのようにはいきません。
・ライフスティールパーセンテージ
・AD
・マナ
・マスタリーとルーンの調整
が主な問題です。
1、ライフスティールパーセンテージ
序盤に瞬間的にだとしてもAAで大きなダメージが出せるのであればライフスティールは効果的です。
しかしここには必ず
ライフスティールは何%か
という問題がついてきます。
序盤のAAで出せるダメージって70とかそこらへんですよね。
ルーン等の調整や脅威で大きく変わっては来ますが、行って100前半だと思われます。
パンテオンはクリティカルの発生でミニオンCS時に180~230のダメージが出ます。
普通のAAの2倍近くのダメージですね。
AAのダメージが大きいのでライフスティールで得る数値も大幅に上がると思い込みがちですが、
もしもライフスティールのパーセンテージが1.5%であった場合、
ダメージが2倍でたとしても回復できる体力は2~3です。
2~3ですよ。
まあCSが全部取れれば1ウェーブで10~20体力が回復するわけですが
これだけではそこまで恩恵があるようには思えません。
たいていパンテオンは初手にコラプト
を積むわけですが、コラプトは125の体力と75のマナを3回くれるうえ、
効果中敵を炎上させることもできる優れものです。
だいたいパンテオンがファーストリコールまでに食べるミニオンは20~40です。
殺気が強い人は15とかかもしれません。
その場合ライフスティールで回復する体力は多くて40です。
ラストヒットだけライフスティールに還元されるわけじゃないので普通のAAも合わせればもっと増えますが行って200~300行くか行かないかだと思います。
だいぶ計算が大雑把ですが、クリティカルでないダメージのライフスティールの合計はどれだけミニオンを殴るか、ウェーブを押すか押さないか、対面との相性によって変わってくると思います。
クリティカルの2倍攻撃するかしないかくらいだと思うので、最低でファーストリコールまでにライフスティールで回復する体力は80くらいです。
明らかにコラプトポーションのほうが良いです。
まあでも「コラプトを詰んだら」という話と「ライフスティールが1.5%」という仮定は全然関係ないからちゃんと計算します。
あくまで「ライフスティール1.5%はコラプトの回復量に遠く及ばない」
と言う意味です。
初手アイテムについて
そもそもなんで「ライフスティール1.5%」という仮定をしたかというと、
神髄のライフスティールルーンで得られるライフスティールの値が1.5%だからです。
これを3つ積むと4.5%になります。
でもこれはルーンとマスタリーの項目で話をします。
初手アイテムでライフスティール判定が出るのはドラン剣です。
Item/Doran's Blade - LoLJPWiki
ドラン剣のライフスティールは3%。ADを8、ヘルスを80くれます。
これではまだコラプトの方が良いと感じます。
ADを8くれるのは対面を殺しやすくなるんですが、コラプトがくれるマナ回復が大きすぎるんです。
2、ルーンとマスタリー
ADとマナの話は合わせてしていきます。
ライフスティールをあげようと思ってルーンをいじる人が少なからずいると思います。
神髄では合計で4.5%ライフスティールがあげられます。
マスタリーでは吸血衝動を取るでしょう。そこはいいです。
でも絶対マナがきつくなってきます。
今までADをふっていたところにライフスティールを入れるから当たり前です。
ただしここでマスタリーの瞑想を取りに行くのは迷走です。
おススメしません。
ワンコンチャンピオンのパンテオンにとって、無慈悲はとても大きな役割を担うマスタリーです。
ここは譲れません。
いろいろなパンテオンガイドで瞑想を取っていますが、あれは瞑想のナーフ前のデータです。
気を付けてください。
また、紋の魔法防御ルーンを削ってADやASをふりに行く場合は対面がAPチャンピオンの場合本当に注意してください。
たった9の魔法防御が大きく出ます。
特にパンテオンにとってAPチャンピオンは、遠くから攻撃して近づけさせてくれないキャラクターが多いです。
気を付けましょう。
ビルドについて
アイフスティールにまだこだわるのであればヴァンパイアセプター
から行くといいかもしれません。
サッシュ、デスダンス、ハイドラ、BTと、つなげられるビルドが多いです。
900円でADを15、ライフスティールを10%くれます。
ファーストリコールで買うことができ、CS一つとるごとに体力を10回復するパンテオンの完成です。
本当に積むのであれば
バフも来たのでデスダンス
がお勧めです。
3500円で、中間にピッケルを積まなきゃいけないので作りにくいですが、
Q・Eのダメージにスペルヴァンプが付きます。
スペルヴァンプと言うか、与えた物理ダメージの15%を回復します。
AoEは1/3カットなのでQかAAが大きそうです。
後半パンテオンのQはクリティカル時800のダメージが出るので大きいです。
また、敵から受けたダメージの30%をそのままではなく5秒間のドットダメージとして受けることになるので速攻では死ににくなります。
マスタリーの危険なかけなど、パンテオンは敵を倒してから自身の体力を回復するケースが多いのでタイマンに勝ちやすくなると思われます。
ただし、おそらくライフスティールビルドに行く人はIEを積むと思うんですが、その場合極端にお金がかかるという事を忘れてはいけません。
パンテオンは序盤にキルを取りまくり、得た有利を他のレーンにロームで関与させることが強さです。
キルで得たお金でどれだけ自分を強くするかが重要です。
重傷、脅威、シールド、足、単純なAD、防御性能、
どれを取ればロームで味方に有利を渡せるか。
そこにライフスティールは必要あるのか。
しっかり考えてプレーしましょう。
※ライフスティールパンテオンを試してみた結果、
初手ドラン剣でファーストリコール前に敵を倒した後のレーンでは、
ミニオンを倒す毎の体力回復量は48でした。
ルーンで3%、マスタリーで2%、ドラン剣で3%、ヴァンパイアセプターで10%の
合計18%のライフスティールは大きかったです。
ただ、やはりパワースパイクを迎えるのがどうしても遅くなります。
本来ADや脅威をふれるところにライフスティールを入れてしまうのでどうしても自分のダメージが出しにくいです。
対面がシンジドで味方がtop以外レーンで3デス以上しており、midにカウンターロームしたんですがモルガナを殺しきりませんでした。
味方のアイバーン、ブリッツはどっちもスキルが当てられなかったんですが、それを差し引いてもパンテオン一人が火力を出せば殺しきれる場面が多々あり、
「ライフスティールは味方がレーンで負けないのが確定しているうえで遊びで積んでいい」
といった感じでした。
自分がキャリーして勝たないといけない試合には圧倒的に不向きです。
試合時間は20分です。